「渡邉明澄の世界」公式サイトを見てくださり、ありがとうございます。
師僧からのご依頼で凄い預かり物を手にしました。それは、大きなお不動様の剣です。
そして、ありがたい事にこちらの剣に龍を描く事になりました。描く龍は夢に迎えに行った龍です。


龍を描く。その後、墨入れ。後戻りできない緊張感が張り詰めます。その後は開き直り、思いっきりを出して挑みます。
失敗してもいいよ。わたしがいるから。
と、どこまで自分に寛容になれるかの時間。
そして描き続けると恐怖を超えた先に出会うワクワク感。




プラチナで一旦仕上がったのですが、実は娘の『なんか違う…』のひと言で、全てを消してゴールドで描きなおしました。
仕上がった剣を見て、しっくりきました。
表面はシンプルな登り龍。
裏面は降り龍と霊符で賑やかに。
普段は神仏に届けてもらう登り龍を表にして、法要の日は降り龍を表にして、みんなの願いをとりに来てもらう。そんなイメージで剣を完成させました。
プラチナから純金へチェンジ。仕上がった後からの方向転換。
